株式会社エムネスは、このたび遠隔画像診断支援サービスを展開する株式会社ネットホスピタル(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:木戸 英明、以下「ネットホスピタル」)に医療支援クラウドサービス「LOOKREC」を導入しました。
ネットホスピタルは業界大手として約450医療機関へ遠隔画像診断サービスをサーバー型を含め様々な遠隔読影システムを用いて提供していますが、今後、完全クラウド型の遠隔画像診断システムのLOOKRECを用いて同サービスを提供していくとともに、検査画像や報告書の医療機関間での連携等の地域医療連携を実現する環境等を医療機関へワンストップでの導入提案を展開できるよう当社はその支援を行っていきます。
■テクノロジーの進化と未来へ向けた価値観の共有
ネットホスピタルはCT/MRI検査を中心とした遠隔画像診断サービスを提供していますが、今後放射線領域にとどまらず様々な検査の総合画像診断サービスへの展開を考えると従来のサーバー型システムでは拡張性等の限界がありました。LOOKRECのクラウドテクノロジーは様々なサービスとの連携が実現できること、ネットホスピタルと当社の間で未来へ向けた価値観を共有していることが評価され、LOOKREC を採用していただきました。
当社はLOOKRECをより多くの医療機関へ提供できるよう、プロダクト改良のためのユーザーの声をネットホスピタルを通じて集めるとともに、同社とともにより良いプロダクトとサービスの提供ができるよう進めていきます。
■LOOKRECとは
LOOKRECは、100%クラウド環境に構築した医療データ共有プラットフォームです。医療機関は院内サーバー等を設置する必要がなく、膨大な量になりがちなCT/MRI等の医用画像データであってもストレスなくクラウド環境で管理でき、ブラウザのみで稼働する専門性の高いビューワも提供しております。
当社は、ネットホスピタルの顧客である医療機関に対し、同社を通じてLOOKREC遠隔画像診断サービスの利用に加え、オプション契約により LOOKRECプラットフォーム上で連携医療機関への検査画像や報告書の共有、クリニックにおけるクラウドPACSとしてのサービスの提供をおこないます。
■医師間の連携、医師の働き方改革へ
医師不足や医師の偏在化が社会問題となっている今日、病診連携や専門領域・診療科間での医師同士の連携が求められています。当社はLOOKRECによって、ネットホスピタルの画像診断サービスにおける医療の質の向上、地域医療の発展に寄与、および病診連携・医師間連携の繋がる医療の環境作りをテクノロジーの面でサポートします。
現在、LOOKRECはネットホスピタルと約160医療機関を繋げ遠隔画像診断サービスを提供しており、今後は順次、採用施設を拡大できるよう展開していくとともに、LOOKRECを通じて ネットホスピタルの契約読影医へ いつでも・どこでも読影ができる環境を提供し、ライフスタイルにあわせた医師の働き方改革を支援します。
■お客様からのコメント
LOOKRECはクラウドを最大限活用した仕組みであり、事業継続性の確保は当然のこと、現在はもとより未来に向けて共に成長し続けることができるシステムであることを評価し採用に至りました。また、医療に関わる企業として守らなくてはいけないもの・方向性・価値観の共有ができていることも採用の重要なポイントとなりました。
今後は放射線や病理にとどまらず、様々な領域において患者さまの役に立てる仕組みを構築し続けていただきたいです。
株式会社ネットホスピタル 代表取締役社長 木戸 英明
以上