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旅ヲタ医師の読影クルーズ日誌

~魅惑のマダガスカル編~

株式会社エムネスにて遠隔画像診断を行う常勤医師のなかには、在宅勤務を行っている医師や週休3日の医師など既に自由な働き方を実現している医師が多くいます。

そんななか今回は医師の働き方改革をテーマに、新たな取り組みとしてクルーズ船での読影に挑戦していきます。

読影クルーズ

今回クルーズ船での遠隔画像診断に挑戦するのは、普段エムネスの常勤医として広島オフィスにて勤務している平井先生です。先生広島大学医学部を卒業後、広島大学医学部放射線医学教室へ入局しました。その後、中国労災病院や国立循環器病研究センターなどを歴任したのち2008年より株式会社エムネスにて勤務しています。

2022年12月15日より48日間のインド洋を巡る旅に出かける出発直前の平井先生に、これまでの働き方やエムネスへ転職してからの働き方、クルーズ船での遠隔画像診断に対する現在の気持ちなどを伺いました。

クルーズのしおり

病院勤務時代は夏休みを取れることはありましたが基本的には1週間を超える長期休暇は取れませんでした。そのため一泊二日で近場に行ったり、急にクリスマスマーケットに行こうと思い立ち、休暇を取らずに一泊三日の弾丸でドイツにいったこともありました。また、学会の際についでに(?)行っていました。当時はヨーロッパの学会を中心に演題を出して、採択されれば観光もできたりしたので(笑) そのために学会発表の準備とかを結構頑張っていましたね。

エムネスに入ってからは休みが取れるようになったので、コロナ前には年に2回くらい1週間休んで海外にいったりしていました。ただ、旅行中は仕事ができない状態だったので(休みなのでそもそも仕事をする必要はなかったけど)、急な問い合わせがあってもメールを返すくらいしかできませんでした。

エムネスでの普段の働き方

働き方としては、土日と毎週火曜休みの週4日勤務です。私の場合は毎日出社して社内で読影していますが、常勤医の先生で普段から自宅勤務されていてほとんど出社されない先生もいます。私自身が感じる出社のメリットは、すぐに相談できる、本や紙の資料があるのですぐ調べられる、オン/オフの切り替えできるという点です。

一日の流れは、基本的には前日の夕方クラークさんが振り分けてくれているものを一般診療30件ほど+健診(200件ほど)を一日かけて読影しています。終わらなかった分は帰ってやることもありますね。ともかく、振り分けられた分はこなすという感じです。

私の専門は循環器領域なので、循環器系の画像は全て読影しています。先生によって好き嫌いや得意不得意があるので、その辺りはクラークさんが配慮して振り分けてくれています。一日の読む件数も各々調整可能です。以前は固定給でしたが今は出来高制なので、月ごとに結構波が生じますが1年で均すと以前より少し多いくらいなので皆さん良しとされているんだと思います。

LOOKRECでの読影・エムネスでの満足度

LOOKRECでの読影については、特に違和感もなくできています。例えばLOOKRECだとPETができなかったり、オンプレだとできるけどLOOKRECではできないということもまだ残ってはいますが、常勤の先生でLOOKRECだけで読影している先生もいます。PETに限って言えば、エムネスではPET認定医が読影しているので、そもそも全員に案件が振り分けられるわけではないしあまり不都合はないですね。強いて言えば、今はクラークさんがやってくれている好きな部位の選択とかを今後はシステム側でできたらいい気はします。

エムネスは一般企業になるので医療機関で働くのとはやっぱり違います。勤務時間がちゃんとしているし、無理する必要もなくなり、休みも取れる。決まった時間に帰ってくるようになって、家族との関係もよくなりました。

いまで勤続15年ほどで、今までの勤務先では最長です。同じ環境にずっといるのはあまり好きではないですが、会社自体がどんどん変化していっているので、満足度高く特に他の仕事に就きたいともあまり思わず働けています。

今回、読影クルーズに至った背景

元々私が旅好きなこともあり、1年ほど前から創業者である北村先生から「船旅どう?」と聞かれていました。ただ、飲み会の席での冗談かと思っていたんですが、これがホントでした。決して私が言い出したわけではありません(笑)

それで本当に予算を取って周りの先生に北村先生が話をつけてという形で話が進んでいき、私としても会社からのバックアップがあるのでいいかなと思い決断しました。もし万が一読影できないなんてことになっても安心かなと。今は楽しみです。

妻は、最初は「本当にいいの?」と驚いていました。最終的には、日本国籍の船なので言葉の心配や食事の心配もなく参加へのハードルが下がったようで、一緒に行くことになりました。

コロナ禍ということで、事前にPCR検査も済ませ準備万端です。

旅行中に実現したいこと・課題となりそうなこと

まずは通常の仕事ができるかどうか確認したいです。あとはオン/オフをしっかり切り替えてやりたいです。ただ、エムネスの遠隔画像診断のルールとして「48時間以内に返却」というのがあるので、それができるように、繋がるところでは仕事してということになるかもしれないとも思ってます。通信環境がどうかという点も確認事項ですので、船上では船会社提供の衛星回線を使い、港に着いたら現地の携帯回線なども試してみようと思っています。

揺れるから酔うんじゃないか?という懸念をもらうこともありますが、そこまで海が荒れていたらそもそも読影はできないだろうなと思っています(笑)
ビューア(ディスプレイ)が小さくなることで効率が悪くなりそうという懸念はあります。ラップトップを2台持っていくので一応2画面の様にもできますが、普段の8割くらいできたらいいんじゃないかなと思っています。

あとは、クラークさん側が大変というのもあるかもしれないです。振ったけど、電波が繋がらなくて読影できなかったとなった場合は振り直しなど発生するかもしれません。「○時間以内にレポートが返ってこなければ他の先生にお願いする」などのルールを作っておかないといけないのかもしれないですね。ただ、48時間丸々連絡がつかないということはないのではないかと思っています。ともかく、まずは海の上に出てみないことにはどうなるかわからないです。出港後についてはブログにまとめていきます!

どんな方にエムネスを勧めたいですか?

現在、フルタイムではなく延長雇用で働いてる先生や今後働く時間を少し抑えたい先生などには、自分の時間も楽しみつつ収入も確保できるので向いているのではないかと思います。また、医師の働き方改革が進められようとしてはいますが、隙間時間を活用した働き方が医療業界を支えているのも事実ですので、うまく時間調整をしながら働きたい方にはいいんじゃないかと思います。

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