医療支援クラウド LOOKREC が、名古屋大学医学部附属病院メディカルITセンターが事務局を務める「PROMISE試験」において、オンライン上でのMDD診断を行うシステムとして採用されました。間質性肺炎のレジストリー研究として、全国210施設の医療機関からアップロードされる2,700症例のCR・CTの胸部画像に対し、全国大学病院、基幹病院に所属する約50名の放射線科・呼吸器内科・病理医がLOOKRECのビューワを使って診断を行います。
■PROMISE ※1試験とは
多分野合議による間質性肺炎診断に対する多施設共同前向き観察研究です。日本呼吸器学会では本研究を通じて MDD 診断が診療の一助になるよう保険収載を目指しています。
※1:Providing Multidisciplinary ILD diagnosis (PROMISE) study
■MDD ※2診断とは
正確な診断を行い適切な治療を提供するために、間質性肺炎を専門とする呼吸器科医・放射線科医・病理医の三者が話し合って診断すること。現状、日常診療の中で定期的に MDD 診断を行う事は困難ですが、本研究でオンライン上で MDD 診断を行う有用性が検証されると期待されます。
※2:Multidisciplinary discussion